はじめに:トイレの臭い、原因は便器じゃないかもしれません
「新しいトイレに交換したし、こまめに掃除もしているのに、なぜかスッキリしない…」。そんなトイレの臭いに関する悩みをお持ちではありませんか?
その気になる臭いの原因は、便器本体ではなく、あなたの目には見えない床や壁に染み付いた汚れかもしれません。男性が立って用を足す場合、気づかないうちに尿が便器の外に飛び散ってしまいます。その飛沫が床材の継ぎ目や壁紙に吸収され、時間をかけてアンモニア臭を発生させているのです。
本当に快適で衛生的なトイレ空間を維持するためには、便器選びと同じくらい、「床」と「壁」の素材選びが重要になります。
【床材編】トイレの床リフォーム、定番3素材を徹底比較

トイレの床材は、耐水性・耐アンモニア性、そして清掃性が求められます。ここでは定番の3つの素材を比較してみましょう。
① クッションフロア【費用◎ 清掃性◎ 耐久性△】
クッションフロアは、塩化ビニール製のシート状の床材で、現在のトイレリフォームで最も人気があります。
メリット
なんといっても価格が安く、耐水性が高いため水拭きも簡単。木目調やタイル調などデザインが非常に豊富なのも魅力です。
デメリット(後悔ポイント)
柔らかい素材のため、物を落としたり、便器の重みで凹みや跡が付きやすいのが難点です。また、便器と床の境目に施工するコーキングが劣化すると、その隙間から水分が床下に侵入し、カビや臭いの原因になることがあります。
② フロアタイル【費用○ 清掃性◎ 耐久性◎】
フロアタイルは、クッションフロアと同じ塩化ビニール製ですが、一枚一枚が硬いタイル状になった床材です。
メリット
表面が硬く、傷や凹みに非常に強いのが特徴。石目調や木目調のデザインも、クッションフロアよりリアルで高級感のある仕上がりになります。耐久性が高いため、店舗の床などにも使われています。
デメリット
クッションフロアに比べて材料費・工事費が少し高くなります。
③ フローリング【費用△ 清掃性× 耐久性×】
廊下からトイレまで床を統一したい、という理由で選ばれることがありますが、トイレの床材としてフローリングは基本的に推奨されません。
メリット
見た目に統一感が生まれる。
デメリット
木材は耐水性・耐アンモニア性が低く、尿の飛沫が染み込むと、シミや黒ずみの原因になります。さらに、板の継ぎ目に染み込んだ水分やアンモニアは除去が難しく、強烈な臭いの発生源となってしまいます。
【壁紙編】臭いと汚れをブロック!「機能性壁紙」という選択

床と同様に、壁にも尿の飛沫は飛び散っています。特に便器の周りや床から低い位置の壁は、汚れや臭いが染み付きやすい場所。そんなトイレの悩みを解決してくれるのが「機能性壁紙(クロス)」です。
汚れ防止・フィルム加工クロス
壁紙の表面に、汚れが付きにくいフィルムがラミネート加工されています。尿の飛沫や水はねを弾くため、汚れが内部に染み込みません。もし汚れてしまっても、洗剤などを使ってサッと水拭きできるので、掃除が非常に楽になります。
消臭・吸放湿クロス
壁紙の素材自体に消臭剤が練り込まれていたり、表面に消臭効果のある薬剤が塗られていたりするタイプです。アンモニアなどのトイレ特有の臭いの原因物質を吸着し、分解する効果があります。また、湿気を吸収・放出する機能を持つ壁紙は、カビの発生を抑えるのにも役立ちます。
腰壁(こしかべ)風のデザインもおすすめ
特に汚れがちな、床から90cm程度の高さまでの壁だけを、汚れに強い機能性壁紙や、掃除のしやすいキッチンパネルのような素材にする「腰壁」デザインも人気です。上半分は好きなデザインの壁紙を選べるので、おしゃれさと実用性を両立できます。
知っておきたい!床・壁リフォームの費用と注意点

トイレの内装リフォームはどれくらいの費用がかかるのでしょうか。相場と、知っておくとお得になる重要なポイントをご紹介します。
費用相場は?(1畳程度のトイレの場合)
- 床の張替えのみ:クッションフロア(2~4万円)、フロアタイル(4~6万円)
- 壁・天井の壁紙張替え:全面(3~5万円)
※上記は既存の内装材の撤去・処分費なども含んだ一般的な相場です。
重要なポイントは「便器の脱着」
床をきれいに張り替えるためには、原則として、一度便器を取り外してから床材を施工し、その後で便器を元に戻す「便器の脱着」という作業が必要になります。この作業には、別途で2~3万円程度の費用がかかります。費用を安くするために便器を置いたまま周りだけをカットして張る業者もいますが、仕上がりが不格好な上、便器との境目に隙間ができてしまい、そこから臭いやカビが発生する原因になるため、おすすめできません。
トイレ交換と「同時施工」が断然お得な理由!
ここが最大のポイントです。トイレ本体を新しいものに交換するリフォームでは、いずれにせよ古い便器を取り外し、新しい便器を設置する「脱着」作業が発生します。
つまり、トイレ交換と同時に床の張替えを依頼すれば、追加の「便器脱着費用」がかからず、純粋な内装材の料金と作業費だけで済むのです。トイレの内装リフォームは、トイレ交換と同時に行うのが、最も賢く、お得になる絶好のタイミングと言えます。
福岡で快適なトイレ空間をつくるならWorkUdaへ
本当に快適で衛生的なトイレ空間は、高機能な便器と、それにふさわしい内装材が揃って初めて完成します。
機能性とデザインを両立する内装材をご提案
株式会社WorkUdaでは、お客様のライフスタイルやお掃除の頻度、デザインのお好みを丁寧にヒアリングし、数多くのカタログの中から最適な機能性壁紙や床材をご提案します。「アンモニア臭に一番強い床材は?」「この壁紙に合う床はどれ?」といった、どんなご相談にもプロの視点でお応えします。
トイレ交換から内装まで、高品質なワンストップ施工
経験豊富な職人が、便器の設置から内装の美しい仕上げまで、責任を持って一貫施工いたします。臭いや汚れの原因となりがちな便器と床の隙間も、確実な施工で元から断ちます。お客様が複数の業者を探す手間もなく、安心してお任せいただけます。
まとめ
掃除をしてもなくならないトイレの嫌な臭いは、床や壁に染み付いた汚れが原因かもしれません。そして、その悩みを解決する内装リフォームの最高のタイミングは、トイレ本体を交換する「今」です。
福岡でトイレリフォームをご検討の際は、ぜひ床・壁の内装リフォームもセットで株式会社WorkUdaにご相談ください。無料のお見積もりで、どれだけお得になるかをご確認いただけます。

