はじめに:冬の水仕事、もう限界ではありませんか?
木枯らしが吹き始め、朝晩の冷え込みが厳しくなる11月。キッチンに立つのが少しずつ億劫になる季節がやってきました。
特につらいのが、食後の食器洗いです。お湯を使えばガス代が気になるし、かといって冷たい水では油汚れが落ちないどころか、指先の感覚がなくなってしまいます。乾燥した空気と毎日の水仕事で、ハンドクリームが手放せず、あかぎれや手荒れに悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
「もう少し楽になればいいのに…」
そう感じているなら、今こそ「ビルトイン食器洗い乾燥機(食洗機)」の導入を検討すべきタイミングです。
かつては「贅沢品」と言われた食洗機ですが、共働き世帯が増えた今では、洗濯機や冷蔵庫と同じ「生活必需品」になりつつあります。
手洗いよりも少ない水できれいに洗える「節水性」、高温のお湯と強力な洗剤で洗う「除菌・洗浄力」、そして何より、食後の時間を家族団らんに充てられる「時短効果」。
特に、調理スペースを狭めずに設置できる「ビルトイン(埋め込み)タイプ」へのリフォームは、冬の辛い家事負担を一気に解消する特効薬となります。
最大の後悔ポイント!「浅型(ミドル)」か「深型(ディープ)」か

ビルトイン食洗機を導入する際、最も多くの方が悩み、そして最も多くの方が後悔するのが「サイズ選び」です。
食洗機には、深さが異なる「浅型(ミドルタイプ)」と「深型(ディープタイプ)」の2種類があります。結論から申し上げますと、ファミリー世帯であれば、迷わず「深型」を選ぶことを強くおすすめします。
「浅型」を選んで後悔する理由No.1は“大物が入らない”
建売住宅やマンションのシステムキッチンに標準装備されていることの多い「浅型(ミドルタイプ)」。
本体の深さが浅いため、食洗機の下に引き出し収納を残せるというメリットがあります。
しかし、実際に使い始めると、「お茶碗やお皿は入るけれど、カレーを作った鍋やフライパンが入らない」「菜箸やまな板が引っかかってドアが閉まらない」という壁にぶつかります。
結局、食洗機に入りきらなかった調理器具を冷たい水で手洗いすることになり、「これなら最初から深型にしておけば良かった…」と後悔される方が非常に多いのです。
家族世帯なら迷わず「深型」をおすすめする理由
一方、「深型(ディープタイプ)」は、食洗機の下の収納スペースはなくなりますが(または狭くなりますが)、その分、庫内の深さが10cm~15cmほど深くなります。
たった十数センチの違いですが、この差が決定的な使い勝手の違いを生みます。
- 直径27cm以上の大皿を立てて入れられる
- 大きなフライパンや深鍋、まな板もまとめて入る
- 1日分の食器を溜めておき、夜に1回だけ回すという使い方ができる
調理器具まで全部洗えてこそ、本当の意味での「家事からの解放」です。また、回数が減ればそれだけ節水・節電にも繋がります。
話題の「フロントオープン」という選択肢も
最近、リフォームで指名買いが増えているのが「フロントオープン型」です。
日本の一般的な食洗機は「引き出し式(スライドオープン)」ですが、フロントオープンは前扉を手前に倒し、中のカゴをガバっと引き出せるタイプです。海外製の「Miele(ミーレ)」などが有名ですが、最近では国内メーカーのリンナイやPanasonicもこのタイプに力を入れています。
その魅力は圧倒的な収納力と出し入れのしやすさ。「テトリスのように食器を詰める作業」が不要で、ストレスなく大量の食器を洗えます。
今あるキッチンに付けられる?後付け・交換のパターンと費用

「うちの古いキッチンにも食洗機は付けられるの?」という疑問にお答えします。基本的には、現在食洗機がないキッチンでも「後付け」リフォームは可能です。
パターン①:古くなったビルトイン食洗機の交換【費用:10~20万円】
既にビルトイン食洗機があり、故障や古くなったために新しい機種に入れ替える工事です。
同じサイズ同士の交換なら工事は簡単ですが、実は「浅型から深型への交換」も、キャビネットの加工や交換を行えば可能なケースが多いです。「今の食洗機は小さくて使いにくい」とお悩みの方は、ぜひサイズアップをご検討ください。
パターン②:食洗機がないキッチンへの「後付け」【費用:15~25万円】
現在は引き出し収納になっているキャビネット部分を撤去し、そのスペースに新しく食洗機を組み込む工事です。
一般的なシステムキッチンで、幅45cmのキャビネットがあれば、そこを食洗機用のスペースに変えることができます。
本体価格に加え、給排水管の分岐工事、専用電源の増設工事、キャビネットの加工費などがかかりますが、キッチン全体を交換するよりもはるかに安く、便利な機能を手に入れられます。
卓上型(据え置き)との違い
工事不要で置くだけの「卓上型」もありますが、調理スペースが狭くなる、給水ホースが邪魔になる、作動音がうるさいといったデメリットがあります。
ビルトイン型なら、キッチンの天板の上はスッキリ広々。音も静かで、リビングでテレビを見ていても気になりません。長く使うなら、リフォームでのビルトイン導入が満足度は高いでしょう。
失敗しないために!プロが確認する3つのチェックポイント

食洗機のリフォームは、ネットで本体を買ってポンと置くだけ、というわけにはいきません。設置可能かどうか、プロは必ず以下の3点をチェックします。
① キャビネットの幅と奥行き
システムキッチンのキャビネット幅は「45cm」または「60cm」が規格サイズです。設置したい場所の幅がこの規格に合っているかを確認します。
また、盲点なのが「奥行き」です。キッチンの奥行きが60cm未満の場合、大型の食洗機が入らないことがあります。背面の配管スペースも含めた正確な採寸が必要です。
② 専用電源の有無
食洗機はドライヤーなどと同じく消費電力が大きいため、通常のコンセントではなく、分電盤から直接引いた「専用回路(専用電源)」が必要です。
キッチンの足元にコンセントがあっても、それが他の家電と共有の回路だった場合、ブレーカーが落ちる原因になります。専用電源がない場合は、電気工事が必要になります。
③ 給排水管のルート確保
シンク下の給水管・排水管から、食洗機までホースを分岐させて繋ぐ必要があります。
食洗機を設置する場所とシンクが離れている場合や、引き出しの奥に配管を通すスペースがない場合、キャビネットの底板に穴を開けるなどの加工が必要になります。
福岡で食洗機リフォームなら、キャビネット加工も得意なWorkUdaへ

「家電量販店で『設置不可』と断られてしまった…」
そんな方も、諦める前にぜひ一度、株式会社WorkUdaにご相談ください。
「付けられない」と断られたキッチンでもご相談ください
食洗機の設置は、単なる家電の取り付けではなく、水道工事・電気工事・家具(キャビネット)工事が複合したリフォーム工事です。
私たちはリフォームのプロフェッショナルですから、既存のキャビネットを切断・加工してスペースを作ったり、床下を通して電気配線を引いたりと、現場に合わせた柔軟な施工が可能です。
「特殊なサイズのキッチンだから」「海外製の食洗機を入れたい」といったご要望にも、確かな技術でお応えします。
キッチン全体のリフォームと合わせればさらにお得
もし、水栓(蛇口)の調子が悪かったり、レンジフードの汚れが気になっていたりするなら、食洗機の設置とセットでご依頼いただくのがお得です。
職人の出張費や養生費をまとめられるため、単独で工事するよりもトータルコストを抑えられます。
まとめ
ビルトイン食洗機の導入は、単に「お皿を洗う機械」を買うのではありません。
毎日の面倒な後片付けの時間から解放され、冷たい水で手荒れする悩みもなくなる。「時間」と「快適さ」を買う投資です。
今年の冬こそ、辛い水仕事にサヨナラしませんか?
「うちは後付けできるの?」「深型は入る?」
まずは無料の現地調査で、あなたのキッチンの可能性を確認させてください。

